「仮住まい」と戦後日本
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Jpn. or Foreign | 和書 |
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Registration No. | 010044702 |
Title | 「仮住まい」と戦後日本 |
Sub Title | 実家住まい・賃貸住まい・仮設住まい |
Author | 平山洋介 |
Publisher | 青士社 |
Classification 1 | H02 住宅政策・住宅問題 |
Date of Pub. | 2020/10/30 |
ISBN | 9784791773213 |
Page | 375p |
Size | 19cm |
Subjects | なぜ日本の家賃は高いのか。なぜ若者は実家に住み続けるのか。なぜ被災者は仮設住宅から出られないのか。 「仮住まい」から「定住」へ。賃貸から夢のマイホームへ―戦後日本が「標準」としてきたライフコースがいま大きく揺らいでいる。単身世帯や困窮家庭の増大、進む高齢化、そしてたび重なる震災や豪雨災害。変化する社会のなかで、良質で手ごろな住宅をつくるにはどうすればよいのか。困難を生きる人びとの住まいに光を当てながら、住宅政策の歴史を問いなおす。 以上、帯より |
Contents Note 1 | はじめに |
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Contents Note 2 | 第Ⅰ部 「仮住まい」と住宅政策 |
Contents Note 3 | 第1章 住宅ローン時代の果てに |
Contents Note 4 | 持ち家と借金人生 住まいを金融化する 金融課を市場化する ぐらつく「はしご」 ポストバブルの住宅ローン返済 アフター・ハウジング・インカム ハイリスク・ローン 住宅資産のデフレーション 住宅市場の時間/空間分裂 仮住まい/マイホームという枠組み |
Contents Note 5 | 第2章 個人化/家族化する社会の住宅政策 |
Contents Note 6 | 「結婚・持ち家社会」は続くのか 成長後の時代の個人化/家族化 住宅政策のバイアス 世帯形成の「タテ・ヨコ」関係 無配偶者の住宅条件 有配偶者の持ち家取得 直径家族制の再発見 住まいとライフコース分岐 |
Contents Note 1 | 第3章 住宅資産所有の不平等 |
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Contents Note 2 | 住宅所有のフロー/ストック 蓄積した住宅資産 持ち家と社会階層 偏在する住宅資産 ライフコースと住宅資産形成 ネガティブ・エクイティ 家賃を得る/支払う 世襲される住宅資産 慎ましい資産所有――再開発、高経年マンション、空き家 出自を問う/問わない社会 |
Contents Note 3 | 第Ⅱ部 実家住まい |
Contents Note 4 | 第4章 親元にとどまる若者たち |
Contents Note 5 | 人生の道筋と住まい 調査について 親との同居/別居と結婚意向 仕事、収入、資産 苦難の経験 相談相手と孤立リスク 住宅所有形態について 親に頼れる/頼れない 異様に思い住居費負担 親の家の内/外 現在/将来の暮らし向き 住宅政策から社会持続へ |
Contents Note 6 | 第5章 ジェンダーと住宅政策 |
Contents Note 1 | 「結婚・持ち家社会」の女性 住宅政策とライフコース形成 イデオロギーの役割 個人単位分析に向けて 親の家から出る 夫所有の家に住む 共働きで家を買う 離婚と住宅確保 持ち家を相談する ライフコース・ニュートラルの住宅政策を |
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Contents Note 2 | 第6章 「三世代同居促進」の住宅政策をどう読むか |
Contents Note 3 | "一億総活躍社会"と子育て支援 家族主義のイデオロギー 子育て世帯の住宅事情 同居と出生は増えるのか 政府は、誰を、助けるのか 実態からの政策形成を |
Contents Note 4 | 第Ⅲ部 賃貸住まい |
Contents Note 5 | 第7章 賃貸世代、その住まいの再商品化 |
Contents Note 6 | 持ち家の約束 持ち家/借家ディバイド 若年持ち家率の低下 賃貸住宅市場の変化 脱商品化の「パッチワーク」 再商品化する賃貸セクター 賃貸住宅の約束 |
Contents Note 1 | 第8章 超高齢社会の公共住宅団地をどう改善するか |
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Contents Note 2 | 社会資源としての公共住宅ストック 公共住宅政策の変遷 増える高齢単身者 プライバシー、ジェンダー、孤立 住民交流を増やす工夫を ある団地再生の事例から 公共住宅の再評価を |
Contents Note 3 | 第9章 住宅セーフティネット政策を問いなおす |
Contents Note 4 | 改革される住宅政策 住宅政策がたどった経路 経路と改革 住宅セーフティネットの限界 ネオリベラル社会 「カテゴリー」化について 処罰の段階 異様といってよいほどの圧縮 住宅政策の抜本的拡大を |
Contents Note 5 | 第Ⅳ部 仮設住まい |
Contents Note 6 | 第10章 被災した人たちが、ふたたび住む |
Contents Note 1 | 住まいと生活再建 「土地・持ち家被災」という文脈 上空と地上 「プレハブ仮設」世帯の変化 「みなし仮設」世帯の特性 モーゲージ/アウトライト持ち家 土地被災と街づくり事業 どこにどう住むのか 持ち家支援の融資/補助 公営住宅から生活再建を 特別/一般の住宅政策 人生の立てなおしに向けて |
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Contents Note 2 | 第11章 火災の犠牲となった老人たちの住宅問題 |
Contents Note 3 | 燃える「終のすみか」 火災事例をみる 氷山の一角 住宅政策のどこが問題か 生活困窮者支援と住宅・施設 「住まいの質を上げてはならない」 社会基盤としての住宅政策を |
Contents Note 4 | おわりに |
Contents Note 5 | あとがき |
Contents Note 6 | 注 |
Contents Note 1 | 引用文献 |
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Contents Note 2 | 索引 |